最近のApacheのトラブルの原因となったパストラバーサル脆弱性の影響を体験してみましょう

10月初旬、Apacheはパストラバーサルおよびリモートコード実行の脆弱性を修正するためにバージョン2.4.49をリリースしましたが、その修正が不完全であったため、続いて2.4.50をリリースしました。Apacheはインターネットの25%を支えているとも言われており、こうしたリスクを回避するために最新バージョンへアップデートすることの重要性がSNSなどで話題になったのを目にした方もいるかもしれません。では、具体的に何が問題なのでしょうか?どの程度の危険性があるのでしょうか?
実際に試してみませんか?
私たちは、このリスクを実際の環境で実証するミッションを作成し、誰でも試せるように公開しました。このミッションでは、パストラバーサル脆弱性がインフラやアプリケーションにどのような影響を与えるかを順を追って解説します。以下をクリックしてすぐに始めるか、読み進めて脆弱性の詳細をご確認ください。

パストラバーサル脆弱性について
この脆弱性は、バージョン2.4.49で(URL正規化関数の変更に伴い)導入された新しいパス正規化関数に起因するものです。残念ながら、この関数はURLエンコードされたパスを正しく正規化できていませんでした。そのため、以下の設定が適用されていない場合、パストラバーサル攻撃が可能になってしまいます。
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さらに、mod_cgiが有効になっている場合は、リモートコード実行の脆弱性にまで発展する可能性があります。まずはURLエンコードの仕組みを掘り下げ、何が問題だったのかを理解しましょう。
URLエンコード
根本的な原因は、URLエンコードされたURLに対する考慮が不足していたことです。新しく導入されたパス正規化関数は、ドットがURLエンコードされているケースを完全には処理できていませんでした。
パストラバーサル攻撃を行うには、../というシーケンスを使ってディレクトリを移動する必要があります。しかし、正規化関数はこれを削除するように設計されています。ではどうすればよいでしょうか?ドット(.)をURLエンコードして.を%2eに変換し、.%2e/のようなシーケンスを使用します。これはApache 2.4.49に対して多くのケースで有効でした。さらに一歩進んで、二重エンコードを行うことも可能です。..%2e/のURLエンコード版は.%252e/となります。これにより、Apacheによる正規化を回避することができました。
ただし、注意点があります
この脆弱性をブラウザから直接悪用しようとしても、成功することはありません。なぜなら、ブラウザもサーバーに送信するURLを正規化しようとするからです。つまり、二重エンコードしたシーケンスであっても削除されてしまうため、ブラウザを使って簡単に実証することはできません。
cURLを使用し、--path-as-isフラグを指定することで、送信前にURLが正規化されるのを防ぎ、実証することが可能です。
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予防と緩和策
この問題を完全に防ぐには、Apacheから提供される最新のパッチを常に適用しておくことが重要です。具体的には、少なくともバージョン2.4.51以上にアップグレードしてください。また、定期的なスケジュールでアップグレードを行い、常に最新の状態を保つことが推奨されます。
バージョン2.4.49を使用しており、この問題への緩和策を講じる必要がある場合は、Apacheの設定に以下が含まれていることを確認してください。
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また、リモートコード実行を防ぐため、mod_cgi を使用していない場合は無効にしてください。
その影響を実際にご体験ください
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